他人の自撮り

越えちゃいけないライン、考えろよ。

 

乙武洋匡氏がツイートした有名なセリフだ。

この発言はニコ生主の暴言がきっかけらしいが、私はその話は詳しく知らない

私が話したいのは乙武洋匡氏を怒らせた件についてではなくて、この言葉の意味についてだ。

 

越えちゃいけないラインとは、どういうものだろう。

 

私はツイッターをしていて、1つだけ必ず守っているルールがある。

 

それは他人の自撮り画像を保存しないことだ。

 

ツイッターにはときどき自撮り画像がアップされる。私がフォローしているアカウントの多くは、病気がちだったり、精神的に病んでいるアカウントが多い。中には鍵をかけているアカウントもある。

 

自撮り画像をアップするアカウントは、多くの場合が鍵垢だ。鍵をかけていないアカウントが自撮り画像をアップすることもあるが、少数派だ。私のツイッター歴は2年ほどで、それほど長くないが、この傾向は昔から変わっていないのではないかと思う。

 

私はツイッターで気に入った画像を見つけると、よく保存する。保存している画像は絵だったり写真だったり様々で、笑えるものだったり勉強になるものだったりする。あと、個人が適当に鉛筆で描いた絵が好きで、よく保存している。上手いものも下手なものも、保存したくなってしまう。保存したくなる理由はうまく説明できないけど、同級生の教科書の落書きを見る感覚に近い。どこに着目して、何を考えて、どんな表現をしているのか知りたいからだ。

 

ツイッターは情報収集のために使うこともあるけど、基本的には他人の生活や思考を覗き見るために使っている。覗き見るというと嫌な表現だが、多かれ少なかれツイッターの利用者は覗きをしているし、他人から覗かれている。生きていくためには、自分をアピールしなければいけないし、相手のアピールを見なければいけない。リアルな場所でそれを行うか、ネット空間でそれを行うかの違いでしかない。誰しも世間の目から逃れることはできない。それが変なことだとは思わないし、当たり前のことだと思っている。

 

ネットは基本的に匿名で利用する人が多いので、本名や生年月日などのプライベートな情報を見せている人はそれほど多くない。検索すればすぐに本名がでてくるようなアカウントでも、アカウント名を本名にしていないケースが多い。理由はおそらく、メリットがないからだろう。わざわざ本名を名乗る必要がないなら、本当の自分ではない仮の自分をネットに存在させておきたいという気持ちを、誰しも抱いているのだろう。

 

顔も違う、名前も違う、かりそめの自分をネットに存在させて、自分がどんな人間なのかを確かめる。周りからどんな人間に見られるのか確かめる。そういう風に利用するのが、もともとのネット空間の役割だろう。

 

そんな中、自撮り画像をアップするアカウントがある。「顔」という人間を識別するのに最もわかりやすいものを、わざわざツイッターで公開する。これはどんな心理なのだろうか。

 

かりそめの自分ではない、本当の自分を認めてほしい。

 

これは相当勇気がいる行為だ。アカウントに鍵をかけるくらい羞恥心や猜疑心が強いのに、超個人情報である「顔」を見せる。思い切って1歩踏み出した結果だ。

 

そんなアカウントを私は覗いている。私には何の損もないし、ダメージもない。そこにあるのは自撮り画像を上げた本人の精神的負担だけだ。いい方向に転ぶか、悪い方向に転ぶか、どうなるかわからない。フォロワーの対応次第でいかようにもなり得る。

 

私は自撮り画像をいつも保存したくなる。この上ないほどの個人情報だからだ。鍵をかけるほどのアカウントが顔を晒している。決定的瞬間だ。これを逃したらチャンスはもうないかもしれない。今しかない。やるしかない。

 

でも保存しない。越えてはいけないラインだと思っている。

 

保存したところで本人にはばれないし、誰に迷惑がかかるわけでもない。でも保存しない。相手に対して守らなければいけないルールだと思っている。他人の自撮り画像を保存して楽しんでいる人は、かなり気持ち悪いと思う。でも、気持ちはわからないではない。他人のプライベートを覗き見るのは快楽だからだ。退屈な人生を癒してくれる一服の清涼剤。芸能人のゴシップがお金になるように、他人のプライベートを覗き見るのは楽しい。

 

でも私は自撮り画像を保存しない。他人の自撮り画像を見て楽しんでいる自分も見たくない。これは私のプライドだ。

 

誰にも越えちゃいけないラインがあると思う。人それぞれ。

 

たまにラインを踏み越えられたり、踏み越えてしまうこともあるけど、なんだかんだ仲良くやれたらそれでいい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

誰か私の自撮り画像買ってくれないかな(・∀・)

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